日々のつぶやきです
繁華街で客を拾える事はそれからほとんどなくなり そのかわりに1週間に3度から4度
長距離の客をつかまえられるようになった でもおかしな事に その全ての客の行き先は
大月方面だった やっぱり何かおかしい そんな事を考えている時にある1人の客を乗せた
客を乗せて目的地に着くとその客はSに聞いてきた
「運転手さん 隣に誰か乗せてるの気づいてる?」
そう言われてSは
「やっぱり誰かいるんですか」
逆に聞いてみた すると客は
「降りて話しましょう」
Sもそれに従い車外で話を聞き始めた その客は自分が住職であることを告げ
「これは私の助言として聞いてください 今すぐにこの仕事を辞めなさい でないと
あなたの身に災いが降りかかるおそれがあります」
そう言って 少しここで待っていてくださいと言い 家からお札を持ってきて 助手席にそえて
お払いのようなことをしてくれた
Sは住職の助言にしたがい 会社を辞めたそうだ そしてすぐにトラックの仕事を始めた
それからは妙な事はなかったのだが ある日南小谷までの配送を頼まれて夜中に
中央高速を走っていた そして大月ジャンクションにさしかかった時に Sのトラックの
横をタクシーが抜いていこうとした そのタクシーを見ると助手席にSが乗せた女性がいた
その女性はじっとSを見ていたそうだ
Sは自分自身に(気のせいなんだ、気のせいなんだ)と言い聞かせ 高速を降りて国道で
南小谷まで向かった その帰りもSは高速を使った 帰りは逆だから大丈夫だろうと思い
走ったが やはり同じ場所で同じ事が起こったのだそうだ
制限規制の為続きます
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