この前葛餅について書いたが 今回はわらび餅
わらび餅 その歴史をたどってみると1000年以上前に遡る わらび餅が誕生した正確な時期は定かではない
しかし遅くとも平安時代にはすでに存在していたといわれている
本来わらび餅はその名のとおりワラビから取れるわらび粉から作られるもの 当時はとても希少で高価なものとされていた
一説には東大寺の僧たちが 若草山のわらび根を採らせ くずのように処理して食したところ美味だったため
砂糖をまぜて茶菓子として提供したことが始まりという言い伝えが残る
山へ赴きわらびを採り小さな根からでんぷんを採るのは非常に手間のかかる作業であり わらび粉は高価な食材とされていた
実は本わらび粉で作ると黒々となる この漆黒こそが本物のわらび餅の特徴
江戸時代にはわらび粉の不足から サツマイモなど他のデンプンが使われるようになり 現在のような透明感のある
わらび餅が一般的になった
そんなみんなに愛される和のスイーツのわらび餅 どこの名産かご存じか?
正解は奈良県 奈良は蕨粉の名産地であった事から奈良の名物となっちょります